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チベット大仏「二尊極楽堂」で立体曼荼羅と瞑想回廊を体験しよう

当体釈迦仏別体阿弥陀仏

仏の世界に没入し阿弥陀仏と八大菩薩に出会う

立体マンダラ二尊極楽堂の中に入ってみると正面に、釈迦牟尼の悟りが説法によって現われた姿である説法印阿弥陀仏(チベット大仏)がおわします。思わず跪き敬虔な気持ちで手を合わせる。ふと仏様を見上げてみるとその存在感に圧倒される。最初はそこまで大きさを感じなかったはずなのだが、仏は衆生の心に合わせて大小に変化するという。まさしく大仏様であった。ふと我に返り周りを見回してみると、四方を菩薩に囲まれていた。いつの間にやら仏の世界に入り込んでしまっていたようだ。なるほどこれが立体マンダラというものか。

左右

お堂建立の由来や製作技法・製作行程についてはこちら


平成23年6月「立体曼荼羅二尊極楽堂」完成式典

完成式典

平成22年6月にダライ・ラマ14世法王による大仏開眼式が行われてから丁度一年、全ての壁画(菩薩画)が完成して堂内に仏の世界が開けました。
高さ8尺(2.4m、台座除く)重さ2tもの日本初のチベット塑像(失われた古代技法の再現)、現在はどなたでも御覧になれます。

年中無休(朝7時〜夕方5時)

僧侶がおります時には堂内を御案内(立体マンダラを体験)することも可能ですのでお気軽にお声をお掛け下さい。

現在はお堂に色が塗られ美しくなりました

二尊極楽堂

諸菩薩虚空に満ちて

菩薩画

壁画の八菩薩は、観音菩薩(慈悲)・勢至菩薩(威徳)・弥勒菩薩(当来)・文殊菩薩(智慧)・普賢菩薩(善徳)・除蓋障菩薩(除障)・地蔵菩薩(地安)・虚空蔵菩薩(福徳)。
私達の生活を全方位からお守り下さいます。
製作にはチベット特有の葉や砕いた顔料ににかわを混ぜて絵具を作り、メンリ派の伝統技法と絵師の才能によって描かれました。各々縦1.5m横1mもの菩薩画はチベットでも稀な大きさで、精緻で立体的に浮き出てくるような画法とともに一見の価値があります。


細部にも見所がいっぱい

細部

とにかく日本人顔負けの筆の精緻さには目を見張るものがあります。タンカ集を見てもらえば分かるように、このレベルの仏画は世界でもほとんどお目に掛かれないものです。
所々に仏伝に出てくる動物等が描かれており、目を楽しませてくれます。


天井画もすごい

天井画

中央の法輪は八葉・八菩薩・八正道を表し、周りには仏教由来の縁起物が並んでいます。
【八吉祥相】宝傘・金色魚・大埋蔵宝瓶・妙蓮華・右旋螺貝・吉祥結び・勝利幢・金輪
【八吉祥物】鏡・牛黄・酪・長寿茅草・木瓜・右旋螺貝・黄丹・白芥子
【五妙欲】鏡(色)・琵琶(声)・螺貝香水(香)・果実(味)・綾衣帯(触)
【風馬の四動物】虎・獅子・大鵬・龍
【四宝】像宝・駿馬宝・如意樹・如意宝
全部見つけられますか?


仏師・仏画師はかの有名な

ケサン氏

ブータン王国政府芸術最高指導者ケサン・ロドェ氏。ブータン・インドに留まらずワシントンDCスミソニアン博物館を始めアメリカ・ヨーロッパと世界中のプロジェクトに招かれ活躍されています。 ダライ・ラマ法王お抱え仏師でもある彼の作品はなんとダライ・ラマ法王の居室にも飾られており、その同じ彼の作品をここ西方寺で拝観出来るのです。


【番外】この手の形は・・・「縁結び大仏」の誕生!?

説法印

大仏様のこの特徴的な印相(手の形)はとても珍しい説法印といって、お釈迦様の悟りを雄弁にお話して下さっている姿です。 そんな話を御参拝の方にしたら「お参りするとコミュ力がアップしそうですね」なんて言われました。ぜひ大事なプレゼンやプロポーズの前にはお参りしていって下さい!
また、先日は右手の円と左手の円を結び合わせている形から円結び=縁結びで「恋愛成就に御利益がありそう」といって参拝されていった若い方達がいらっしゃいました。 片想いの学生さんも、婚活中の男女も、既にカップルのお二人も、どうぞお参りしていって下さいね。それにしても皆さん発想が豊かですね。皆さんの願いが叶いますように!


瞑想回廊(お戒壇巡り)で生まれ変わる

瞑想回廊

真っ暗の中を手探りで歩いてゆく善光寺のお戒壇巡りは有名ですが、その意味まで知っている方は多くないかもしれません。 真っ暗の世界は死後の世界を表しており、49日の魂の旅の途中で仏と出会いお浄土の光を見つける「生まれ変わりの疑似体験」なのです。
僧侶はこれを瞑想という修行によって体験するのですが、一般の方でも二尊極楽堂の周囲にある瞑想回廊をゆっくりと歩いてゆくことによって、 僧侶の修行と同じ瞑想の心境を得ることが出来るように造られています。
回廊から出てきた時のあなたは、今まで抱えていた迷いや不安や悩みがふっと軽くなって、きっと赤ちゃんのような真っ白で新鮮な気持ちでこの世界を眺めていることでしょう。

僧侶がおります時には回廊を御案内することが出来ます。お気軽にお声をお掛け下さい。


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